毒電波サテライト

好きな色は“紫” 好きな漢字は“毒”

【新世界狂歡】キミは異世界デザイア・ファンタジーを知っているか【NU:カーニバル】

《新世界狂歡》(日本語版タイトル《NU:カーニバル》)

という台湾生まれのソーシャルゲームが話題となっているのを、皆さんはご存知だろうか?

今回は、この作品の魅力について伝えていこうと思う。

 

魅力① 王道かつダークなシナリオ

まずは、公式サイトにあるあらすじから見ていこう。

数百年前、ハシュトという名の大魔法使いがいた。元素の精霊の力の乱れによって混乱してたクライン大陸。ハシュトは精霊を鎮めるために、各地の5つの祭壇に巨大な元素の宝石を設置し、封印を施した。そして数十年ごとに眷属を連れて祭壇を訪れては、宝石に異常が発生しないよう整備をしていたという。だがここ20年、ハシュトは姿をくらましてしまった。宝石の力によって保たれていた元素の均衡が乱れ始め、死の土地が広がり、大陸の至る所に魔物が出現するように。
ハシュトの使い魔たちはこの現状を打開するため、大魔法使いの後継者として異世界から主人公を呼び寄せたのであった。

あらすじからわかる通り、王道の異世界ファンタジーである。

youtu.be  ↑期待度を上げる美麗な主題歌。楽曲配信が待ち遠しい。

しかしこのゲームは年齢制限がかかっており、18歳未満の者はプレイできない

タイトルにある「狂歡」とは「謝肉祭」に当たる言葉であり、宗教的儀礼・祭事を意味する。

上述したように、この作品の舞台である《クライン大陸》は退廃的なファンタジー世界であり、人間を襲う魔物腐敗した貴族・騎士団男性のみを襲う淫魔、といったものが登場する。

これらのハードな設定と、《新世界狂歡》という物々しいタイトルから察するに、18歳未満の者には刺激が強すぎる内容なのだろう。

 

また、主な登場人物が全て男性である、というのが特徴のひとつだ。

激突し合う男たちを描いたアニメ作品「スクライド」の監督である谷口悟朗氏は、

スクライドは男の話なので、女に関して語ることなどなにもありません。

という言葉を残している。

この作品もまた、男同士だからこそ繰り広げられる非常に男らしい物語を描いているのだろう。男同士のムンムンな熱気を、是非とも体験してみてほしい。

 

魅力② 曲者揃いのキャラクターたち

次に登場人物──主人公と眷属の一部を見て行こう。

エイト

現実世界から異世界へと転移してきた、この作品の主人公である。

現実世界では、世界の富豪が御用達のとあるアクセサリーのデザイナーをしている。

彼が異世界に転移してしまったのも、富豪から渡された蜺色《にじいろ》に輝く宝石が原因である。

ハシュトの眷属も似たような宝石を所有しており、エイトは各地に点在する宝石を持つ眷属を仲間にしながら、祭壇を再び封印していくこととなる。

『各地で仲間を集めながら、己の指名を果たしていく』

実に王道のファンタジー作品らしい、胸躍る展開ではないだろうか。

特にエイトが眷属と親睦を深めるシーンは非常に感動的な内容であり、

筆者はティッシュを何枚も消費してしまった。

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↑眷属と絆を深めるクエスト。「H」は「History」のイニシャルだろうか?

モルフィス

ハシュトの使い魔である淫魔

淫魔というのは正直よくわからないが、人間の精気を糧とする恐ろしい悪魔なのだと言う。

その恐ろしさは彼の初登場シーンによく現れている。

なんと、エイトの肉体の一部を口に咥え、捕食しようとしているのだ……!

ショッキングな光景に、思わず筆者は言語を海外のものに変え、このイベントを繰り返し見てしまった……!

更に、無辜の民を何人も歯牙にかけていることも言及されており、彼の恐ろしさが伺える。

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↑淫魔モルフィス 
下腹部の恐ろし気な紋様から、彼が高位の悪魔であることが伺える

戦闘面では、RPGでは永遠にパーティから外れないであろう強力な性能を誇る防御役である。彼のスキル「淫魔の瞳」には何度も助けられた。

ちなみに、彼のような防御性能の高いキャラのことを、我々の界隈では

盾役・タンク・受けなどと呼ぶ。

反対に攻撃的なプレイングを行うキャラは「攻め」である。

 

他の眷属たちも、

少年のような見た目をした吸血鬼

力が度々暴走してしまう妖蛇

高潔な王国騎士団の副団長

乳首にピアスを開けた聖職者

などと、バラエティに富んだ個性を持っている。

ちなみに筆者のお気に入りは、幻術で惑わす妖狐・玖夜である。

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↑獲物を見つけ、恍惚の表情を浮かべる玖夜。
真面目な作品なのだが、どこか扇情的な雰囲気が漂う。

 

魅力③ リアリティのある戦闘描写

漫画やアニメにおいて、キャラクターが強大な攻撃を受けて衣服がボロボロになるシーンを皆さんも拝見したことがあるだろう。

しかし、このシーンにはある種の噓が含まれている。

大抵の作品では、「カッコつかない」「読者が戦闘に集中できない」「モザイク処理を行わなければならない」などの理由で、下半身の衣服だけは無事なのだ。

一方、この作品はリアリティを追及しており、ダメージを受けると下半身の衣服も破け、更には半裸どころか2/3裸くらいになってしまうのだ。

戦闘にリアリティを追及するスタッフの真摯な態度に、ただただ感服するばかりだ。

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↑激しい戦闘により、2/3裸になってしまった祭司オリビン。
苦悶の表情を浮かべており、乳首に付けられた鎖が痛々しい。

 

このように、この作品は非常に魅力的なファンタジー作品である。

作品に興味を持った18歳以上の方は、是非ともプレイしていただきたい。

プレイする際には、「ERO LABS」という何らかの研究機関にアカウント登録をする必要があるため、注意が必要だ。

 

4月7日に新イベントが始まることもあり、期待度は更に上がっている。。